大丈夫という予防線①
こんにちは!
最近友人がこんな話をしてくれました。
「職場の後輩とのコミュニケーションに困っている。後輩にいつでも相談してねというけれど、向こうから何も言ってこない。いつも大丈夫ですって言われてしまう。
何かミスがあると、すいません、私が悪かったです、の一点張り。
後輩を責めたいわけではなく、本音を聞きたいだけなのだけれど、どんなコミュニケーションをとったらいいんだろう」
特に上下関係のあるコミュニケーションって難しいものです。
自分がプレッシャーをかけるつもりはなくても、相手にとってプレッシャーに感じたりしてしまうからです。
私自身もコミュニケーションではたくさん悩んできました。
現代社会は、本当に人と人とのコミュニケーションがとりずらい環境になっています。
地域のコミュニティがなくなり核家族化しているので、家庭によって当たり前という大前提が全く違います。
学校では正解か不正解しかない暗記教育。
社会に出れば「こうあるべき」という枠があらかじめ決まっていて、知らない、わからないが通用しないような雰囲気さえあります。
そんな中で相手を理解しようと思ってもできない、勝手に傷ついてしまうといったことが、人と関われば関わるほど起きてきます。
相手も傷つけたくないし、自分も傷つきたくないから、知らず知らず予防線を張ろうとするのは当然です。なのでだんだん深く突っ込まない、深くかかわらないようになっていく人が多いのです。
「大丈夫です」という言葉も予防線。
これ以上踏み込まないでほしいというメッセージです。
では、コミュニケーションをあきらめなくてはならないのでしょうか?
この状態、何が原因なのでしょうか?
つづく