人の話、聞けてますか?①
こんばんは!
シリーズで連載予定です。
私はずっと、人の話を聴くことが得意だと思い込んでいました。
自分の話をすることは苦手だけど、相手の話をきくことはできる。
大学時代に看護の勉強をしていたこともあり、「傾聴」というワードは嫌というほど叩き込まれました。
相手を受け止める。共感する。
私自身、現場でそのことを実践できていると思っていました。
しかしどうやらそれは間違っていたようです。
「あさみってさぁ、人の話聞いてないよね」
友人から言われたその一言に大ショックを受けたのが5年前。
その時は、その言葉にショックを受けたものの、まだ認めてはいませんでした。
認めてしまえば、自分の今まですべてを否定されてしまうような恐怖があったからです。
今までの努力が水の泡。
そこを否定されたら私に何が残るというのか。
大げさに聞こえるかもしれませんが、私にとってはそれくらい努力していることだったのです。人間関係を築く上で、仕事をする上で、コミュニケーションは欠かせません。
コミュニケーション力が低いことを自覚しているからこそ、「相手の話を聴ける」ことにこだわっていたのかもしれません。
しかし、そのショックから時間が経つにつれて、「自分は人の話を聴けていないのではないか」という疑念は確信に変わってゆくのです。
そして、なぜそうなってしまったのか、原因は私自身の人生を振り返ることで徐々に見えてきました。
つづく